乱視用コンタクトレンズを選ぶときに、「乱視軸」や「乱視度数」という項目を見たことがあると思います。
これってどういう意味?
この「乱視軸」「乱視度数」を間違えてしまうと
- 度数はあっているのにぼやけて見える
- 全然見えない
- くらくらする
- 目が悪くなる
- 頭痛が起こる
など、トラブルの原因になります。
今回は、この乱視用コンタクトレンズ特有の「乱視軸」「乱視度数」について、詳しく解説していきます。
目次
そもそも乱視って何?
目が悪い、いわゆる近視の状態は、目の網膜や水晶体が通常よりも凸型になってしまっていることが原因で
光の屈折率が悪くなってしまい、視界が悪くなってしまうことを言います。
では、乱視ってどういうことか?
乱視は、この角膜や水晶体の形が歪んでしまった状態です。
通常の近視の場合は、光の屈折率を調整すればよく見えるようになるのですが、
乱視の場合は歪んでしまっているため、光の屈折率を調整するだけでは、正常に見えません。
場所によっては余計に歪んでしまったり、度数はあっているのに2重に見えてしまったりします。
歪んでしまった網膜や水晶体の形によって、特定の方向にブレてしまうため、このような症状が起こってしまいます。
これが乱視の正体です。
これらのズレを調整するために、乱視軸(AXIS)と乱視度数(CYL)を調整する必要があるのです。
乱視軸(AXIS)とは?
上で説明したとおり、乱視の場合、網膜や水晶体が歪んでしまっています。
この歪みのせいで、特定の方向に視界がブレて見えてしまいます。
そのブレの角度を0〜180度で表したのが、乱視軸(AXIS)です。
この歪みの角度をコンタクトレンズで調整することで、ブレて見えてしまっている状態を正常に近づけることができます。
コンタクトレンズメーカーなどによって、AXISと表記されたり、AXと表記されたりしますが、どちらも乱視軸のことを指します。
この乱視軸があなたの目の状態とあっていないと、余計にぶれて見えてしまったりします。
乱視用コンタクトレンズの乱視軸の選択肢は大まかに
- 10度
- 20度
- 60度
- 80度
- 90度
- 100度
- 120度
- 160度
- 170度
- 180度
の10個の選択肢があります。
このあと紹介する乱視度数、適切な乱視軸のコンタクトレンズを選ぶことが
目に負担をかけないこと、正しく見えるようにすることのために非常に重要です。
乱視度数(CYL、Cylindrical)とは?
乱視度数とは、その名の通り、乱視の強さ、あなたの網膜や水晶体の歪みの強さのことです。
- CYL
- CY
- C
- Cylindrical
と色々な表記がありますが、これはすべて乱視度数を表しています。
度数は
- -0.75
- -1.25
- -1.75
- -2.25
と強さによって選択肢があります。視力矯正の度数と似たような感じですが、
これは屈折率ではなく、縦横方向へのブレの度合いを示します。
これらの乱視度数の数字が大きくなればなるほど、強い乱視を矯正することができます。
この乱視度数が違っていると、乱視軸と同様、「余計にぶれて見えてしまう」などのトラブルが起こりますので、
適切な度数を選ぶことが重要です。
自分の乱視度数と乱視軸がわからない方
- すでに箱を捨ててしまった
- コンタクトレンズを買うのが久しぶり
- 今使ってるコンタクトでは見えづらい
という場合は、再度眼科医で処方箋を出してもらったほうがいいでしょう。
特に、「今のコンタクトでは見づらいから度数をあげよう」という自己判断は危険です。
視力矯正の度数の問題で見えにくい場合はコレで解決するかもしれませんが、
乱視のせいで見えづらい、という場合、
余計に目に負担がかかってしまい、視力の低下や乱視の悪化を起こす可能性があります。
ですので、必ず医師に相談して、処方箋を出してもらい、適切なコンタクトレンズを選んでもらうようにしましょう。
適切な乱視度数(CYL)と乱視軸(AXIS)の選び方
基本的には、最初にコンタクトレンズを作ったときに、
処方箋の段階で適切は「乱視度数」と「乱視軸」を眼科医が決めてくれます。
ですので、コンタクトをネットなどで追加で購入する場合は、
今使っているコンタクトレンズの箱に表示されているCYLとAXISの数値を元に選べば大丈夫です。
ヒトメデでお得に乱視用コンタクトレンズを購入しよう!
ヒトメデでは、乱視用コンタクトレンズの種類が一覧で見ることができ、最安値も比較できます。
もちろん、乱視度数や乱視軸も購入の際に自由に選べるため、
自分のコンタクトの乱視軸と乱視度数がわかっているという方は、
ぜひ最安値で買える通販サイトを探してみてください。